最小限の定義

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育児中は必要なものはもちろん、もしかしたら必要になるかもなものまで持ち歩いていた。

  • おむつが足りなくなるかも?
  • 肌着を汚してしまうかも?
  • 急に冷え込むかも? 

これは育児経験のある方なら、あるあるだと思う。

そんな数年を過ごし次男が小学生にあがると、途端に荷物が少なくなった。こどもたちが自分で自分の荷物を持つようになったのもあるけど、そこまで「もしかして」がなくなったからだ。

昔から荷物は最小限のものをなるべく小さなバッグで持つことが定義だったので、正直ほっとしている。

そんなわたしと対照的な隣の席の同僚は「もしかして」のためにいろんなものを持ち歩く。

  • スマホの充電が切れるかも?
  • 休日に問い合わせがくるかも?
  • ストッキングが破れるかも?

そんな彼女のバッグは大きく重い。

学会帰りにその同僚と京都の川床に行くことになった。

予約の時間まで女二人、川辺りで座りたそがれていると、傍らに置いていた同僚のバッグが倒れ中のものが溢れ出た。

一緒に拾い集めながら、こんなに詰め込んで大変じゃない?と聞いてみた。

「今日はこれでも少ないくらいよ、荷物を最小限にしてきたから」と同僚は笑った。

なるほど。

人それぞれに「最小限」の定義がある。